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【ご注意ください:EPO等を装った偽の請求書について】

2021/09/29

特許出願等の公開や登録に関して、欧州特許庁(EPO)や世界知的所有権機関(WIPO)などの公的機関を装った偽の請求書が送られてくる事例が報告されています。
海外から届いた請求書等について十分に確認しないまま、請求書に記載の銀行口座へ送金等しないようご注意くださいますようお願い致します。
欧州特許庁のサイトに以下のような注意喚起のページがあり、偽の請求書の実例が掲載されています。
 
<EPO - Warning - beware of approaches and requests for payment from firms purporting to publish and/or register European or international patent applications and European patents>
https://www.epo.org/applying/fees/payment/warning.html
 
掲載された実例の多くは、公的機関のように装い、出願の公開や登録に関する料金を支払うよう求める内容のものです。
欧州出願の公開及び登録は欧州特許庁のみが行うことができ、これらに関して、出願・登録時の他に、別途の料金を求めることはありません。また、国際(PCT)出願についても、国際公開は世界知的所有権機関のみが行うことができ、出願時の他に公開に関する別途の料金を求めることはありません。
 

以下のような正式名称が記載されていない書面・請求書は詐欺である可能性が高いと言えます。
 
欧州特許庁:European Patent Office(EPO)
(ウェブサイト:https://www.epo.org/index.html
世界知的所有権機関:World Intellectual Property Organization(WIPO)
(ウェブサイト:https://www.wipo.int/portal/en/

 
また、特許事務所(国内及び国外)を通じて手続きを行った特許出願等について、欧州特許庁や世界知的所有権機関からお客様に請求書が直接送付されてくることは原則としてありません。
お手元に届いた書面や請求書について、疑問点等ある場合には、まずは弊事務所までご連絡下さい。弊事務所にて、書面等の内容について確認致します。


 
本件に関して、ご不明な点などございましたら、下記お問合せフォームよりお気軽にお問い合わせ下さい。
(お問合せの際は記事のタイトルをご記入いただくとスムーズな対応が可能です。)