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特許業務法人 太陽国際特許事務所
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積み木遊びと発明創作のための頭脳

   人工知能(AI)のニュースが、身の回りに溢れています。コンピューターやネットワークの発達により、今まで不可能であったことが簡単にできるようになる時代です。これによって、今までは人間にしかできなかったことが、機械に置き換わることで、様々な将来予測がなされています。中でも、新しい創作活動である発明までもが人工知能によってなされるとも言われています。
   一方で、我々人間も人工知能に負けてはいられません。発明活動をするための人間の頭脳はどのようにすれば養成できるのでしょうか。子供のころに、夢中で遊んでいるうちに創作活動の頭脳回路が出来上がると思っています。一番わかり易いのが積み木遊びです。積み木は、各ブロックが完成品のピースとして存在します。直方体、立方体、四角柱、三角柱、円柱などがブロックの基本です。その大きさ、寸法比、色も様々です。子供達は、これらのブロックを組み合わせて所望の完成品を組み立てます。家の完成品を組み立てる場合には、壁、屋根、窓、門柱、などの各部品をどのブロックをいくつ、どの方向に組み合わせれば出来上がるかを一生懸命考えます。
   そこでは、頭脳の中に描かれた完成形に対して、ブロックのどれとどれを選択してどの方向に組み合わせれば良いのかを必死に考えます。足らないブロック形状に行き当たった場合には、さらに高度の選択活動が行われ、複数のブロックを組み合わせたり、子供によっては、本棚の絵本で屋根を代替したり、牛乳瓶で門柱を作ったりします。一度経験した完成品は次回には、いとも簡単に再現でき、その次はさらに複雑系へと進化します。
   この積み木による創作活動は、まさしく発明の創作活動と同じです。ある装置やデバイスを完成させようと目標を決めると、後は、自分の持ち駒である既存の手段をどのように組み合わせるのか、組合せのピースが足らない場合には、どこから仕入れるのか。どうしてもピースが埋まらない場合には、専門書や自然界から必死に探します。偶然に見付けたり、寝ている間に思い付くような暗黙知と呼ばれるアイデアであったりもします。このような積み木理論は、特許明細書を作成する場合にも、同じ思考手順が適用できるのです。
   現在の人工知能レベルでは、積み木ブロックを組み合わせて、玩具の家や飛行機を組み立てるのは簡単です。一方、発明の場合には、それを構成するピースは、積み木遊びとは比べ物にならないほど、種類や数が多く、組み合わせ方も千差万別です。子供のころに、少しでも多くの積み木遊びや、魚釣りや、友達との喧嘩をしておくことが、人工知能に追いつかれない頭脳をつくるコツかもしれないと思っています。



太陽国際特許事務所
所長 中島 淳


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