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特許業務法人 太陽国際特許事務所
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オリンピックの魔物

   ロシアのソチで開催された冬季オリンピック大会が閉会しました。今回も印象に残るプレーが数多くあり、また日本選手の活躍や話題も多く、TV観戦のために寝不足になったファンも多かったようです。
   今回のオリンピックでも、予想以上に活躍できた選手もいた反面、実力を十分に発揮できなかった選手もいました。昔からオリンピックには魔物が住んでいると言われます。国民の期待が大きいと、プレッシャーにより、実力が発揮できなくなることがあります。
   期待されている場合だけでなく、どうしても成し遂げるべき場合や、自分が決めた目標を達成する場合の恐ろしいほどのプレッシャーは、誰しも感じることがあります。このプレッシャーをバネにして、より良い成果を挙げることができることもあります。
   このように、目標や成果が必達である場合の魔物は、敵やライバルではなく、自分自身にあると言われます。個人に限らず、チームであればチーム内部に、会社であれば社内に、国家であれば国内に問題があるわけです。
   スポーツとは違いますが、実力と成果が不釣り合いな例として、我が国の知的財産についての現状を挙げることができます。我が国の企業による、知的財産の出願件数、権利獲得数は、国内外において世界有数の成果を発揮しています。また、その内容も企業のみでなく官学においても世界の最先端を進んでいます。
   しかし、数多くの特許権を持ちながら民間取引や裁判などの評価面で、知財価値の総和は小さく、知的財産が支えるビジネスでは世界的競争に勝てなかったり、優秀なシーズを持ちながら産学連携やベンチャー企業の成功事例が少なかったりします。海外では、知的財産権の売買や賠償額において莫大な金額が目立ちます。その差は何であろうかと考えると、知的財産業界においても異なる意味での魔物が住んでいるのかもしれません。
   我が国の知的財産国家戦略は、高々10年です。関係者が必死の努力をして、我が国が世界有数の知財国家に進もうとしているのですから、早晩目標は達成されるものと信じています。高付加価値は、これから我が国が進むべき方向であり、これからは知財社会の時代だと言われて久しい状況です。賛否は様々ですが、関係者が知識、スキルを含めて日ごろの鍛錬を積み重ねると共に、メンタル面を充実し、我が国の知的財産が実力どおりの力を発揮して世界の舞台でメダルを捕れるようなレベルに達することを願っています。


太陽国際特許事務所
所長 中島 淳


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