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欧州統一特許裁判所(UPC)より、運用開始のロードマップが発表

2022/10/12(更新日:2022/12/06)

欧州統一特許裁判所(UPC)より、運用開始のロードマップが発表

運用開始時期が2月延期[※1]

 
欧州統一特許裁判所(UPC)より、運用開始のロードマップが発表されました。
欧州統一特許裁判所のサイトに以下のアナウンスが掲載され、また、ロードマップも併せて掲載されています。
 
<Latest state of play in view of the launch of the Unified Patent Court>
https://www.unified-patent-court.org/news/latest-state-play-view-launch-unified-patent-court

このロードマップによれば、統一特許裁判所は2023年4月1日[※1]から運用を開始します。
このスケジュールから、ドイツは2022年12月末までに、既に批准済みのUPCA(統一特許裁判所に関する協定)の批准書を寄託するものとみられます。
サンライズ期間(オプトアウト申請がUPC発効前に前倒しでできる期間)は、ドイツの批准書が寄託されることにより開始します。したがって、統一特許裁判所は、2023年1月初め[※1]から、欧州(EP)特許および欧州(EP)特許出願のオプトアウト申請を受け付けると予想されます。
 
※1:[2022年12月6日更新]
欧州統一特許裁判所(UPC)より、運用開始の2月延期が発表されました。その結果、サンライズ期間は2023年3月1日から、統一特許裁判所は2023年6月1日からの運用開始となります。
<Adjustment of the timeline – Start of the Sunrise Period on 1 March 2023>
https://www.unified-patent-court.org/en/news/adjustment-timeline-start-sunrise-period-1-march-2023
 
弊事務所においても、今後も引き続き、統一特許裁判所(UPC)及び統一特許(UP)の動向を注視し、情報提供に努めて参ります。


 
記事担当者:外国情報グループ 欧州チーム 吉村 絹恵
 
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