【台湾】電子媒体による登録証の発行
2023/01/17
【台湾】電子媒体による登録証の発行
台湾では2023年1月1日から、特許、意匠、実用新案及び商標の登録証について、電子媒体での発行を開始しました。
電子媒体の登録証の利用は強制ではなく、登録料及び第1年次年金の納付手続又は商標登録料の納付手続を行う際に、紙媒体か電子媒体かを出願人が選択できます。出願人が紙での登録証発行を希望する場合には、電子媒体の登録証を受領後に、有料で、紙媒体の登録証（電子媒体のコピーという位置づけ）の発行を申請することができます。ただし、逆に、紙媒体の登録証を受領後に、電子媒体の登録証の発行を申請することはできません。
出願人が電子媒体の登録証を選択した場合、知的財産局の通知を受け取ってから6ヶ月以内はPDF形式の登録証をダウンロードすることができます。
電子媒体の登録証には、偽造防止のために、デジタル署名のほか、登録情報を確認するためのQR コードが記載されます。
弊事務所における対応
お客様より特段のご指示を頂戴していない場合には、まず電子媒体での登録証を入手し、その上でご希望がある場合には有料で紙での登録証を入手させていただきます。
近年のコロナ禍での在宅勤務やペーパーレス化の流れに合致した台湾知的財産局の施策であるものと思われます。
記事担当者：外国情報グループ アジアチーム（東南アジア担当）
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