中国・青島にて開催された知財セミナーに講師として弊事務所から１名のメンバーが参加しました。

知財セミナーについて

　今回のセミナーは、中国の特許事務所である北京睿阳联合知识产权代理有限公司の他複数の事務所の主催で、青島市知識産権事務中心の協賛を得て、青島市にて行われました。青島市は国際的な沿岸リゾート地であるとともに、ハイアール（HAIER）やハイセンス（HISENSE）を生み出した近代的な製造業やハイテク産業基地となっています。セミナーには、ハイアールより多数の知的財産部担当者が出席したほか、地元企業を中心に５０名ほどが参加しました。

　セミナーでは、「各国における特許制度の概観および中国企業のために効果的な知的財産戦略」という題目で、日本、米国、欧州、中国、韓国の五ヶ国の講師からそれぞれ講演がなされました。太陽国際特許事務所から講師として１名の弁理士が参加し、セミナーの日本パートを担当しました。日本に関しては、統計情報を中心とした最新知財トレンド、進歩性の基準の変遷、異議申立制度の最新状況、新たな運用が開始された知財調停手続、特許費用減免制度を紹介しました。特に減免制度が中国などの外国企業にも適用されることが注目を集め、多数の質問が寄せられました。講演は英語でなされましたが、中国弁理士により逐次通訳され、会場の参加者も深く内容を理解している様子でした。
 
　本セミナーは、太陽国際特許事務所にて参画し、各国持ち回りで開催している「日米欧中韓グローバル特許実務セミナー」の一環としての性質も有していました。来年以降も継続的に開催され、東京の太陽国際特許事務所内においても日本企業や大学を対象に行われる予定となっています。

太陽国際特許事務所の外国業務関連活動

 　太陽国際特許事務所では、このようなセミナー等を利用し、海外のビジネスパートナーとのネットワーキングや最新の情報の収集、現地のお客様との交流の機会を得るために、直接対面する機会を大切にしています。
　また、直接会って話すことで、普段の業務を通しては得ることのできない最新の情報の収集や、メンバー個々の国際感覚に磨きをかけることに努めています。
　弊所のメンバーが収集した海外知財の最新情報等は、弊所の外国情報グループが分析、精査して、みなさまにご提供いたします。