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各国特許性の相違点を踏まえた主要輸出国における特許権利化戦略(韓国・ソウル)

2019/11/25

 韓国・ソウルにて開催された知財セミナーに講師として1名のメンバーが参加しました。

知財セミナーについて

 今回のセミナーは、韓国政府機関の科学技術情報通信部が主催し、韓国電子情報通信産業振興会(KEA)の協賛を得て、10月23日(水)にソウルで開催されました。特許出願件数が最も多い5か国である日本、米国、欧州、中国、韓国の講師が招かれて、韓国の企業が知っておくべき各国特異の特許制度について講演がされました。当日は4時間30分に亘る長いセミナーであったにもかかわらず、KEAに加入している会員様を中心に、企業や特許事務所から100人以上の方が参加しました。輸出が多い韓国において他国の特許権利化に関する関心を感じることができました。

セミナーの様子


 太陽国際特許事務所からは講師として1名の弁理士が参加し、セミナーの日本パートを担当しました。日本の特許制度としては、知財関連の統計、拒絶理由通知書に対する効果的な応答方法(補正可能時期と補正可能範囲など)、分割出願の活用方法、特許費用減免制度などが紹介されました。弊所から講師として参加した金晙河韓国弁理士は、韓国語でセミナーを行ったこともあり、参加された皆様には日本の特許制度をより深くご理解いただけたようです。
 

 今回のセミナーには、太陽国際特許事務とお取引のある韓国国内のお客様にもご参加いただきました。セミナーの休憩中及び終了後には、日本において復活した異議申立制度に関して、実務的なご質問をいただき、情報をご提供することができました。
 
 ご参加いただいた皆様ありがとうございました。