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INTA(国際商標協会)年次総会 ワシントンDCへの参加

2022/05/26

INTA(International Trademark Association)とは


 INTA(国際商標協会)は1878年に創設された知的財産分野の非営利団体です。毎年行われるAnnual Meeting(年次総会)には世界約190か国から知的財産分野の専門家が集結し、ネットワークの構築や各国の最新情報の共有等を行います。「商標」と銘打たれてはいますが、実際には多数の特許関係者も参加し、知的財産分野では最大規模の国際会議となっています。

ワシントンDCでの2022年総会

 コロナ禍により、2020年、2021年には対面の年次総会が開催されませんでしたが、2022年4月30日~5月4日にワシントンDCにて実に3年振りに開催されることとなりました。
 参加者の健康と安全が第一に配慮され、ワクチン接種証明及びコロナ陰性証明を事前にインターネットでアップロードして、承認されないと、参加に必要な参加証を受け取れないシステムになっていました。ワシントンDCでの開催となったのは、ワシントンDCの国際会議場のコロナ対策が全米でもっとも優れているというのがその理由とのことでした。国際会議場内でPCR検査が受けられるようになっており、検査後30分以内に結果がメールで通知される体制が整っていました。

太陽国際特許事務所の活動

 弊事務所はこれまで原則として毎年、年次総会に参加しておりますが、今年は例年より少ない3名のメンバーが参加しました。参加者は6,400名との発表でしたが、会議場内は若干閑散としており、実際にはもっと少ない人数であった印象です。全体的にアジアからの参加は少なく、日本からの参加は30~40名程度でした。
 弊事務所からの参加者も健康と安全に配慮し、世界各国のビジネスパートナーとの直接ミーティングは、例年の半数以下の26回でした。既存の関係先と直接顔を合わせ、互いの家族の状況や社会の状況などを含めて情報交換し、関係性のメンテナンスのために貴重な機会となりました。現在の世界情勢に鑑み、ロシア・ウクライナにおける知財情報の収集にも努めました。
 知的財産に関する大きな国際会議としては約2年半ぶりの開催となり、直接会って話をして旧交を温める喜びと高揚感が参加者の間に広がっていました。街中ではマスクをしている人はおらず、会議参加者のほとんどもマスクはしていない状況でした。ミーティング間の移動には、ウーバー(ライドシェア)やライム(シェア電動キックボード)を利用しました。

太陽国際特許事務所の外国業務関連活動

 太陽国際特許事務所では、海外のビジネスパートナーと直接対面でコミュニケーションする機会を設けることで、お互いの信頼関係と強固なビジネスネットワークを構築するよう努めています。
 また、直接会って話すことで、普段の業務を通しては得ることのできない最新の情報の収集や、メンバー個々の国際感覚に磨きをかけることに努めています。
 弊事務所のメンバーが収集した海外知財の最新情報等は、外国情報グループからみなさまにご提供いたします。


 
記事担当者:副所長(執行役)外国統括管理部 設楽 修一
 
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