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APAA(アジア弁理士協会)本部理事会 韓国・釜山への参加

2022/11/02

APAAとは

 アジア弁理士協会(The Asian Patent Attorneys Association: APAA)は、日本の呼びかけに基づいて、日本、中華民国(現台湾)及び韓国の有志弁理士によって1969年に設立された、アジアにおける知的所有権に関する代理人の唯一の国際団体です。現在、オセアニアの2地域を含む23の地域から加入があり、総会員数は2,200名を超えています。

韓国・釜山での2022年本部理事会

 コロナ禍の影響により、2020年には対面の総会・理事会は開催されず、2021年には対面とオンラインのハイブリッドの形式で開催されたものの多くの参加者はオンラインでの参加という状況でした。そのため、2022年10月15日~10月18日に韓国・釜山にて開催された理事会は、2019年の台北以来3年振りにアジアの弁理士が一堂に会する機会となりました。
 マスク着用等のコロナ対策に関して、欧米各国とアジア諸国との間では人々の意識やルールの厳しさに乖離があるのが現状です。今般の釜山での開催にあたっては、韓国国内のルールに従い、屋内では多くの人がマスクを着用していました。韓国入国後翌日までに行うことが義務となっていたPCR検査が10月1日以降廃止されて海外からの入国者を対象とした新型コロナウイルス関連の検査が全て無くなるなど、ちょうど日本からの渡航がしやすい環境となったタイミングでの開催となりました。

太陽国際特許事務所の活動

 今回の釜山本部理事会には弊事務所から韓国弁理士2名を含む4名のメンバーが参加しました。総会への参加者は1,300名、日本からの参加者は100名程度でした。アジア地域外の弁理士はオブザーバーとしての参加資格が与えられます。従来存在していた事務所あたり1名までというオブザーバーの参加制限が緩和され、オブザーバーの参加数が多く(400名程度)、国際色豊かな会議となりました。
 弊事務所では、世界各国のビジネスパートナーとの直接ミーティングを43件と多数実施し、長らく会えなかったアジア圏の弁理士と久し振りに直接交流する貴重な機会となりました。また、釜山訪問の前後にはソウルにて関係事務所への訪問も実施しました。

 

太陽国際特許事務所の外国業務関連活動

 太陽国際特許事務所では、海外のビジネスパートナーと直接対面でコミュニケーションする機会を設けることで、お互いの信頼関係と強固なビジネスネットワークを構築するよう努めています。
 また、直接会って話すことで、普段の業務を通しては得ることのできない最新の情報の収集や、メンバー個々の国際感覚に磨きをかけることに努めています。
 弊事務所のメンバーが収集した海外知財の最新情報等は、外国情報グループからみなさまにご提供いたします。


 
記事担当者:副所長(執行役)外国統括管理部 設楽 修一
 
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